ヨーロッパに移住して4年が経ちました。
牡牛座に関連するギリシャ神話の女神・エウロぺさんからその名をいただいているヨーロッパですが、住んでみると
「うわ、ヨーロッパって牡牛座っぽいな〜!」
と思う場面がけっこうあります。
ヨーロッパが牡牛座な理由
1. 食へのこだわり
一部ご飯が美味しくないヨーロッパ諸国もあるのですが、私がいる国はわりと美食で有名なところです。
生ハムが有名で、そのへんのスーパーにでっかい生ハム原木がゴロゴロ売られていたりします。
生ハムを作るのにはかなり手間がかかりますし、時間も3ヶ月ぐらいかかります。
それでも食べたい! だから生ハムを作る!
そんな先人たちのこだわりが受け継がれているなぁと、生ハム原木のクリスマスツリーみたいになっている売り場を見る度に思います。
他の料理も手作りするとけっこう手間がかかるなぁ、と思うものがあります。
手間ひまかかっても美味しいものを食べたい、食いしん坊な牡牛座っぽさを感じます。
2.綺麗な建物
新市街などはそうでもないですが、旧市街には重厚で美しい石造りの建物が立ち並ぶ街が多いですね。
何百年も前に建てられたとは思えないほど洗練されたデザインの建物がたくさんあります。
牡牛座は不動産を表すサインですね。
美しさにこだわった不動産をつくり上げ、今日まで維持されているところに牡牛座みを感じます。
3.ファッション
ヨーロッパといえばファッションですね。
有名ではない現地のローカルブランドでも、目を引くような色使いだったり、シルエットが綺麗に作ってあったりします。
実際に出歩くとおしゃれな人は全然いないのですが、ともかく売っているものはおしゃれなものが多いですね。
4.良い気候
一部気候の厳しいヨーロッパ諸国もありますが、私がいる国は気候がいいことでも有名です。
温暖な気候ということもありますが、私にとって一番大切なのが乾燥気味の気候であること。
むくみやすく湿気が大の苦手なので、多少顔や手がカサついても乾燥している方が心地よいと思っています。
乾燥した気候だと、食べ物もなかなかダメになりません。
フルーツをそのへんに置きっぱなしで1週間は平気でもちますし、野菜炒めは冷蔵庫で2週間ぐらいもちます。
ダメになりやすいものの代表である食べ物が長くもつので、そりゃ建物とかファッションとか、物質的な美しさにこだわることもできるよなぁ、と思います。
5.恋愛至上主義
日本みたく娯楽が発達していないなどの理由もありそうですが、ヨーロッパはとにかく恋愛至上主義です。
恋愛をしていないおひとり様人間は人でなし、もしくは宇宙人扱いです。
男と女、男と男、女と女、なんでもいいからとにかくペアになって愛し合います。
牡牛座は五感の心地よさを求めるサインなので、触覚的に気持ちいいことに直結する恋愛が重要視されるのではないかと思います。
すぐにくっつきますが、気持ちよくなくなったら終わりなので、すぐに離れたくなります。
なので結婚ではなくパートナーシップ制度を利用したり、事実婚を選ぶカップルが多いんですね。
牡牛座ヨーロッパの今後と冥王星水瓶座時代
楽しいヨーロッパ生活を送っていますが、風の時代の到来とともに、
「この牡牛座の楽園も、もうそろそろ転換期だな…」
などと勝手に感傷に浸る時があります。
土の時代に発展して我が世の春を謳歌してきたヨーロッパですが、色々な国で移民による治安の悪化などが深刻化しています。
こだわって美しくつくられた建物や美術品があっても、その価値観を全く知らない人たちがたくさん流入してきます。
恵まれた気候の中で育まれ、発展してきたヨーロッパの文化と経済ですが、その外側にある別の文化圏にはその美しさや価値が通用しません。
守ろうとすればするほど、バラバラにされていきます。
水瓶座の冥王星が、容赦なく牡牛座に変革を突きつけるからです。
水瓶座と牡牛座はコントラアンティションの関係になります。
クオリティ(三区分)は同じですが、エレメントも、支配星も、サインに太陽が滞在する季節の日照時間も何もかもが違います。
「美しさ・心地よさにこだわってできた物をずっと大事に持っていたい」牡牛座と、
「形あるものはすべていずれ無くなる」水瓶座。
牡牛座が綺麗なものを守るために頑張っても、水瓶座には「そんなに大事にしても、そのうち壊れたらどうするの?」としか思えないのです。
11月20日に冥王星は完全に水瓶座へ移動します。
美しい文化をつくり上げたヨーロッパの受難がこれから始まります。
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